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家族でコロナウイルス対策: ストレス対処法オンライン講座を開催しました



ニューヨークすくすく会は、8月8日(土)に、「家族でコロナウイルス対策: ストレス対処法」というオンライン講座を主催しました。

アメリカ、カナダ、日本、またアジア諸国からの登録者合計130人のズーム講演でした。


講演の録画はこちらから見ることができます:

また講演で使われたスライドはこちらからアクセスいただけます:

パネリストとしてお話しされたのは以下の先生方です。

バーンズ 亀山 静子(Shizuko K. Barnes)

ニューヨーク日本人教育審議会教育相談室

ニューヨーク州認定スクールサイコロジスト

バーンズ先生は「パンデミックの中で子どもの学習と心を支援する」というテーマで講演されました。コロナウイルスにより外遊びや学校生活など子どもの習慣が取り上げられた中、どのように子供と向き合えば良いのか。デジタルメディアを上手く使うにはこれらのメディアが親子の会話の妨げになっていることに気づくこと、大人もデバイスをおくこと、オンラインゲームを禁止するより一緒にプレイすること、子供の時間の計画づくりを手伝うことが挙げられます。学習が上手くいくには子供が自分のやりやすい順番、方法、時間、そしてペースを一緒に設定することにより、良く学べる環境を作ることができます。

森 真佐子(Masako Mori, Ph.D.)

ニューヨーク州認定クリニカル・サイコロジスト (臨床心理学博士)

ニューヨーク日本人教育審議会教育文化交流センター教育相談室相談員

森先生は「パンデミックの中での親のストレスとセルフケア」について話されました。米国の心理学研究によると、ストレス対処法とセルフケアを効果的に行うには基本的な健康管理、自分の時間確保、人との繋がりづくり、そして期待度・要求度の調整、という点を挙げています。また、感謝の気持ちを習慣にし、マインドフルネス(今の自分の体験や心の状態に目を向ける)を実施することを勧めています。

松木 隆志 (Takashi Matsuki, M.D.)

マウントサイナイ医科大学精神科助教授

松木先生はコロナウイルスによる精神面について話されました。パンデミックの状況の中、不安、ストレスや気分が落ち込むことを経験されている方は少なくありません。ご飯が普段のように食べられない、焼け食いしてしまう、好きなことが楽しめない、死にたい気持ちに迷わせれる、などの症状を訴えている方は医師の相談を受けましょう。状況により、抗うつ薬(セロトニン)やストレスの原因について振り返ることで、次回への予防に繋げることが出来ます。

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