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マンハッタンで母乳育児

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「自分流の母乳育児を考えるから」 

1.母乳育児の現状 :日本では96%の妊婦が母乳で育てたいと考えながら、生後1カ月の母乳育児率は45%、3ヶ月では38%という厚生労働省の調査があります。 

 

WHOは生後6カ月の完全母乳栄養や、2歳まで母乳を続けることを推奨しています。なぜ母乳育児が必要なのでしょうか。

 

新聞に掲載された記事を紹介いたします。『母乳は赤ちゃんの命を救うからです。1カ月から5歳未満の感染症による死亡は、適切な母乳栄養で130万人減らすことができると言われています。

 

母乳によって回避された小児の死亡は13%にのぼり、これは殺虫剤処置の7%、水や公衆衛生の3%を上回るのです。

 

精神、運動発達、知能指数(IQ)も向上するという科学的データもあります。

 

小児の発達に母乳育児は欠かせません。母乳には肥満を防ぐ効果もあります。 

 

ドイツでは母乳育児で育った子どものほうが、肥満の頻度が低くなるという調査結果が出ています。

 

日本では6~14歳児の肥満の割合が増加しており、この年代の10人に1人が肥満。2型糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まり、医療費も増大する恐れがあります』 (2009/8/12 北海道新聞) わかっていても、言うは安し、行なうは難しいと感じているのは私だけでしょうか? 

 

CDCの統計によると、アメリカでは、Exclusive breast feeding at 3 months 36.0% (NY 33%), at 6 months 16.3% (NY 15.6%) と言われています。(CDC 2012,8/1) 海外で、特にアメリカでの母乳育児は工夫とお母さんの努力が必要だと感じています。

 

2.母乳育児が難しいと言われている理由:

・乳管の開通が出来ていない。 

・お母さんが緊張と疲れで静養が出来ていない。 

・お母さんが母乳の上げ方に慣れていない。 

・赤ちゃんが母乳の飲み方に慣れていない。

 

妊娠中に乳菅開通は必要ないという方もいますが、乳管の開通が出来ていることは産後の母乳育児を進める上で大きな強みと思っています。

 

3.おっぱいの仕組み:

おっぱいの中身がどのような仕組みになっているのか知らないママは知っておくと便利です。

 

母乳は小葉で作られ乳管を通り乳管洞に溜まり、赤ちゃんの吸啜運動で乳管洞が押され、母乳が出るようになっています。

 

乳管が細いと詰まりやすかったり、ママの食べるものが脂っこい物が多いと、脂肪の塊ができ詰まりやすくなるので、詰まりやすいママは食べ物にも注意しましょう。水分は制限しないようにしましょう。

 

4.乳頭ケアー・乳管開通の実際:

妊娠中に出来る乳頭ケアーは乳頭の先の古い角質(皮膚)を洗いだし、清潔にしておくことでしょう。

 

毎日のシャワーで行うと簡単に出来ます。女性の乳首は服で覆われている事や乳首の先が横向きのため、

1)古い皮膚や洋服のリントが詰まりやすくなっています。乳頭の先をきれいに洗うことで角質や中に詰まっているものを取り除きます。このことを乳管の開通をするといいます。

 

2)乳管の開通が出来ていて、母乳が出やすくなっていると赤ちゃんが吸いやすくなります。(ただ、何もしなくとも母乳は出る場合もあるのです。)このときの注意点もしっかり覚えてください。

・感染を防ぐため、つめは短く切って、シャワーの時などに石鹸や乳液でお手入れする。 

・乳頭を刺激してお腹がはってくることがあれば中止します。(2~3日後に又はじめてみて様子を見ますがおなかのはりがある人は、お産の時期までやらないほうが良いでしょう。) 

・陥没や扁平乳頭のある人でも、母乳育児の方法を学ぶことが出来ます。アメリカでは、妊娠中からラクテーッションコンサルタントの方に相談します。(主治医の先生に相談をすると、ラクテーッションコンサルタントを紹介してくれます。)

 

乳頭ケアーの開始時期は*乳頭のケアーは妊娠が安定してから始めます: 

・体を清潔に洗うことと、同じに考えてください。 

・乳輪部や乳頭の皮膚のしわしわのところを綺麗に伸ばしながら清潔にします。 

・おっぱいの柔らかいところは刺激をしません。

 

乳管開通の実際の開始時期*早産の危険がない頃から、出産が始まっても安心な時期(38週頃)から始めます: 主治医の先生から、「もう何時お産が始まってもいいね」と言われてからはじめても遅くはありません。 

 

この乳管開通の手技の刺激で、お産が始まる事もあるかもしれません。  

 

お母さんのお産の準備は、赤ちゃんを迎える準備は完了していますか? 病院へ持っていく入院バックの準備は? 入院時の交通手段は考えていますか? お産は慌てることで不安が大きくなります。 

 

備えあれば憂いなし!!! お産のプランB,Cも前もって考えておきましょう。 

 

もう一息ですね!!

 

・乳輪の境界に親指、示指、中指の3指の腹を当て、皮膚に垂直にゆっくり押す。 

・押しながら3指の腹を(乳管洞の奥で合わせるように)乳輪全体をつまみます。 

・3本の指の腹でつまんだまま、乳頭の先に向かって3指をすりあわせ、しごく感じで引きのばし、乳頭よりゆっくりと指を離します。

 

乳管が開通していると少し粘っこい母乳が出始めます。(この調子で母乳も出やすくなるかな、、、)

 

5.出産後の母乳の飲ませ方のコツ:1)赤ちゃんに大きく口を開けさせ、乳首・乳輪部を赤ちゃんの舌の上奥まで入れさせるようにしましょう。乳頭だけを吸う状態では母乳は出てきません。 2)乳頭の亀裂を防ぎましょう。授乳が終わる時に、お母さんの小指を赤ちゃんの口のなかに入れ、赤ちゃんの吸テツの力を和らげ口の中を陽圧にして赤ちゃんの口から乳頭を外すと、赤ちゃんの口の中が陰圧になって、乳頭の先の裂傷を防ぎます。

 

6・出産後、母乳を良く出すために出来る5つのお母さんの工夫:

1)授乳前に、乳管開通をしておきましょう。1分ぐらい乳輪部の周りを柔らかくなるまで搾乳すると赤ちゃんが吸い付きやすくなります。

2)出産後の母乳がまだ十分に出ていない時期から、乳房が柔らかい時期から乳首に慣れさせるように吸わせましょう。

3)出産後すぐに母乳が出ていなくても乳首を吸わせましょう。

4)吸って貰う時は乳輪部から吸わせましょう。母乳をたくさん吸ってもらいましょう。

5)お母さんは水分を充分に取っておきましょう。

 

7.母乳育児を成功させるための添い寝について: 

ここ数年、若いアメリカン夫婦の中では、確実に母乳(Breast feeding)と添い寝(Co-sleep)を選ぶ夫婦が増えてきています。

 

しかし、まだまだアメリカでは「添い寝はやめなさい」と言う小児科医が多いのも事実です。

 

アメリカ在住の日本人母親タミーさん(Ms. Tami E. Breazeale)の、添い寝の話をとてもわかりやすくまとめている日本のウェブサイトが参考になります。

 

添い寝をしたいがアメリカ人の夫にどんな風に説明したら好いか資料がほしいお母さんへ、この英語の資料はわかりやすく、科学的にも発育学的にも納得できる良い資料だと思います。 

 

www.sweetnet.com/cosleep.htm  

 

子育ては、夫婦のお互いの文化や価値観を認めあって協力していくものです。

 

そのため、お母さんも勉強をして自分の考えに自信を持ち、「私はこうしたい。」と、自分の意見をしっかり話せることが大切です。

 

最近、アタッチメント・ペアレンティングという赤ちゃんとのスキンシップを大切にする育児法などの影響で、アメリカでも添い寝をする家庭も増えてきています。 母乳確立には是非、Co-sleeper をお勧めします。

 

「Co-sleeping as an aid for successful breast feeding」:In the past few years, an increasing number of young American couples are choosing to breastfeed and co-sleep (sleep in the same bed with their baby).  However, in America, most pediatricians still tell parents not to co-sleep with their babies.  A Japanese website by Tami E. Breazeale, a Japanese mother living in the United States, gives a clear summary of co-sleeping issues. www.sweetnet.com/cosleep.htm. For a mother who wishes to co-sleep with her baby and wants to know how to explain this to her American husband, this website may be a helpful resource.  The English materials on the website are easy to understand and provide information that is both scientifically convincing and reasonable from a child-rearing perspective. To raise a child, couples must cooperate and accept each other’s culture and values. Therefore, it is important for a mother to be informed about child-rearing issues, to have confidence in her views, and to be able to talk to her partner about her opinion.  Recently, due to the influence of the idea of attachment parenting, a method of child-rearing which emphasizes showing physical affection for the baby, an increasing number of American households are trying co-sleeping. To promote successful breast feeding, we recommend Co-sleeper (a small baby bed that can be placed next to the parents’ bed so they can safely sleep next to each other).

 

8.「母乳が足りているか?」の見分け方:

1)小児科医でのチェックで体重増加があれば母乳が足りている証拠です。 

2)一日の尿の回数(オムツの濡れを数えます)は最低でも7,8回前後あれば母乳(水分摂取量)が足りていると考えます。最近の優れもののオムツは濡れが分からないこともありますので注意しましょう。 

3)機嫌がよいのが赤ちゃんの空腹、健康の目安になります。”泣いたら授乳”と母乳がまだ十分に分泌していない時でも、授乳の回数を多くすることで全体の母乳量(水分)を補うことも出来ます。

4)生まれてすぐは赤ちゃんの授乳と睡眠時間の間隔は、短いのが普通です。

 

9.乳腺が詰まってしまった時のトラブルの対処(不安な時は必ず医師に相談 ):授乳している人の乳房に痛みを伴うしこりがある場合は、ほとんどの場合乳管のつまりが考えられます。

 

この時は授乳が終わっても、しこりの部分がなかなか柔らかくなりません。赤ちゃんの抱き方の位置を変えることで、乳房の吸う場所が変わってしこりが取れることもあります。 

 

1)お母さんの手で詰まっている側の乳房の搾乳が大切です。 

2)赤ちゃんになるべく、詰まった方の乳房から、頻回に吸ってもらうのが一番。赤ちゃんのあごを、詰まっている、しこりのあるほうに向かって吸わせることをしてみてください。乳腺のつまりが上部にあるときは少しチャレンジですね。 そのときは搾乳をするか、頻回に授乳をしてみてください。

3)熱持っているときは軽く冷やすこともあります。熱さましや痛み止めの薬を使うこともあります。しかし、解熱剤薬を飲んでも発が下がらない、しこりの部分が限局的に赤くなって痛みが強い時には婦人科の医師に相談してください。

 

乳腺炎を起こしている場合は抗生物質が必要な時がありますので、必ず相談をしましょう。 

 

母乳育児は大変ですがお母さんのためにも、赤ちゃんの将来のためにも良いことが一杯です。あきらめないで相談してください。

「卒乳断乳の話から」 

卒乳と断乳という言葉は、私が日本で助産婦をしていた時には聞いたことが無かったものです。

 

言葉があることで無理に母乳をやめなくてはいけない気がして、なんだかどうかな~と思い始めているこの頃です。

 

母乳をやめても、カルシウム、脂肪、たんぱく質を十分に摂取するためには、最低でも4~5歳まで乳製品や豆乳などを摂取しましょうといわれていますね。だったら母乳をあげられる人は母乳でもいいのかなと、、、。

 

牛乳の摂取についても賛否両論聞きますが、子どものカルシウムの摂取には身近に手に入る食品(チーズ、ヨーグルト、野菜や海草、魚の骨からもカルシウムは取れます)ですね。

 

「やっと母乳が順調に出るようになって、安心していたのにもうやめる話ですか?」「もっと続けてあげたい!」と思う方も多いようです。そうです。私は、母乳は何歳まででも続けることが出来ると思っています(少し過激ですね)。

 

2歳前後での卒乳は、特に栄養の面での配慮が大切と思います。子どもの心と体の変化を知って卒乳をすると言う事は、楽な離乳食、楽な卒乳にもつながりますね。

 

ご両親が子どものこころと、からだを理解する忍耐強さも求められます。3歳、4歳の時期で卒乳を考えている方は、栄養面ももちろん大切ですが精神的な面もの配慮に違いがあるような気がしています。

 

年齢が大きくなるに連れて、「やめたいけれど、困っています。」とお母さんが苦悩していることが多いことも事実です。

 

子どもはおっぱいを飲めることは幸せですからやめたくありません。子どもの成長に伴って、社会性を終始した社会ではいろいろな試練が出てきます。おっぱいが子どもの不安の軽減、安心のよりどころになっている場合もあるからです。

 

どちらにしても、実行するにあたっては、親が決めたことを守り通す厳しい態度を示すことが必要になる事もあります。親子の信頼関係を作る意味で、親が試される時でもあるといわれています。

 

母乳育児に関しては日米の文化的な背景、育った環境でいろいろな考え方の違いがあります。国際結婚をされているご夫婦での考えの違いもあるかもしれません。

 

子どものためにお母さんがどの意見を選ぶのか、お母さんが最終的に決めることが大切になって来ると思います。お子さんの人格を認め、おっぱいをやめることをお子さんにはっきりとお話しすることを大切にしている人もいます。

 

この時期は夫婦の絆も試される時期でもあります。特に海外での子育てでは、お母さんの一番の心の支えはお父さんの理解というアンケートの結果も出ています。

 

夫婦間の助け合い、友達との交流などから協力を貰いましょう。そして、自分が助けられたお返しを、時期が来たらお返ししてあげたいものです。今までの経験と母乳育児に対する資料からお話いたします。

1. 子供の環境と時期 (卒乳準備その1)

・十分な栄養。離乳食からの栄養と母乳の代わりをする栄養を、ステップアップミルク、牛乳、豆乳などで摂取できていることが大切です。子どもの成長、脳の発達を促進するために、たんぱく質・脂肪の摂取が特に必要な時期があります。

 

母乳の成分のたんぱく質、脂肪、カルシウムの代わりにステップアップミルク、牛乳、豆乳で補うことが必要になります。個人差もありますが、通常2~3才では一日の牛乳、ステップアップミルク、豆乳の摂取量は300~400 CCぐらい、3歳過ぎは200CCぐらいと言われていますが、その後も適宜、カルシウムの摂取ができるものを取ることは大事になってきます。

 

カルシウムはヨーグルト、魚、野菜他の物からでも摂取できます。1~3才の時期に肥満の予防といって、ノンファットの牛乳を上げていた地区で子どもに知能指数が低い傾向が見られた例がある(米国)と聞いたことがあります。米国では肥満の学童児にノンファットミルクを勧めることも良く聞きます。

 

・十分な睡眠。子どもにあった、早寝早起きのルールを作り、12~13時間の睡眠を目指す。お子さんの不眠は朝起きが悪く、不機嫌な状態になる場合が多いと思います。夕方の午後7時ごろの子どもの眠くなる時期を上手に利用することで一人で寝ることを子どもに学習させます。

 

・赤ちゃんが歩ける、言葉が話せる。このことも大切な時期の条件です。一人で歩き回れることで母乳のことから気を紛らわせることが出来ます。

 

・不安の少ない時期、病気などしていない時期。引越しや入園など新しい環境に対して、子どもは不安を感じます。卒乳には、出来れば不安の無い時期を選びましょう。

 

例:子供へのはなしは三日前ぐらいから、お母さんの考えを簡単に話してあげましょう。

1)身体的なこと「歯も充分に生えてきて、ご飯もしっかり食べられるようになった。そろそろ母乳を終わりに  しましょう。お母さんもよく考えて決めましたよ。」

2)精神的なこと「母乳がなくて不安になるような感じがあれば、あなたが抱っこしてほしい時は、お母さんはいつでもそばにいますよ。」「お母さんも最後まで一緒に頑張るから、協力してくださいね。」とお願いする。

 

2. お母さんにあった環境と時期を選ぶ(卒乳準備その2.)

・母乳の量や回数が1回~2回と少なくなった。 (離乳食が十分に取れている)

・母乳を十分あげたという満足感がある。

・お母さんが元気である。体も心も安定している。(子どもを見てもらえるお父さん、友達の協力がある安心できる時期を選ぶ)

・泣かれる覚悟も時には必要な時もあります。

 ・お母さんの体の変化を知る。赤ちゃんの母乳の摂取量が一日400ml以下になるとプロラクチンとオキシトシンホルモンの低下が起こり、母乳の分泌量が減少すると言われています。母乳の量が減少することで、エストロジェン、プロゲステロンが妊娠前の状態に戻り生理も起こり、妊娠できる体を作ります。

 

一日、2~3回以上授乳していた人が、おっぱいを止めると、2日目ぐらいからおっぱいが張って、痛みが 出ることがありますが、これは普通です。最終的には、張ったおっぱいも自然に体に吸収されてしまい ます。しかし、中には脹れや痛みが強く、しこりになってしまうことがありますので注意します。

 

腫れや痛みへの対応方法:なかなか取れない脹れや痛み;手で乳輪部が柔らかく、痛みが軽減するまで搾乳してみます。冷湿布に冷たいタオル、キャベツなども利用できると聞いています。高熱が出たり、痛みがひどい時は解熱鎮痛剤の服用(タイラノールなど)を勧服用することもあります。しかし、乳房のしこりに沿った熱や赤みがあり、軽減しない場合は抗生物質の内服が必要な場合がありますので医師へ相談することをお勧めします。

 

3. お父さんや友達に卒乳への側面支援、協力をお願い(卒乳準備その3.)

・ 子どもの気を紛らわせるために、お父さんに疲れるくらい遊んでもらい、いっぱい抱っこしてもらう。

・  母乳が欲しいと泣いてお父さんもお母さんも、絶対もおこらない約束をする

・  両親で子どもの頑張っている姿をほめてあげる。

・  お父さんのスケジュールの調整。仕事での出張時の時期はよくないようだと経験者の皆さんが話しています。

・  子どもや、お母さん、お父さんの病気の時の場合など、プランBも一緒に考えておく。

 

卒乳のための搾乳方法の例:(桶谷式参考)必ずしもこのようにする必要もないこともあります。

 

初日:断乳の初日~3日間は1日3回(朝・昼・夜)軽く搾ります。張りの少ない人は1回30~50、張りが強い人は70cc程度。

 

2日目:が一番張ってしんどいです。おっぱいが石のように硬くなり、子どもを抱っこするのもツライと思う人もいます。2日目は張りの程度によって、1日5回くらいは搾って良いですが、少し楽になる程度(70ccが限度)でやめて、ぺちゃんこになるほど搾りきらないほうが良いようです。

 

4日目:の朝にすっきりするまで搾ります。(助産院のお世話になる方は、助産院でマッサージを受けます。助産院によっては3日目にマッサージの場合もあるようです。指示に従って下さい。)5日目:以降は、個人差もありますが、1日2~3回ほど軽く搾ります。1回20~30cc程度。

 

卒乳と食事:1週間程度は、カロリーの高い食事やお菓子は控え、水分もできるだけ控え、お風呂で温まるのも避けてください。

 

(真夏は水分を取るので避けたい気もしますが)熱が出た、おっぱいが痛すぎてどうしようもない時は、キャベツを張って冷やしてみてください。そうです。清潔にして、キャベツは熱を冷ますのに調度いいのだそうです。

 

おっぱいは、熱を持っても、急激に冷やすと乳管の詰まりの原因になることがあります。氷などで急に冷やさないように濡れたタオルを当てるなどでゆっくり冷やします。おっぱいの張れは1週間ぐらいで随分落ち着いてくると思います。

 

経験者の例その1… 準備をしなかったからとても困ったけれど何とかできました。どうして、困ったのか、

・時期が早すぎたかも、赤ちゃんの準備が出来ていない。

・急にやめて説明がなかった。(不安が強かった)、

・離乳食が充分に取れてない(空腹)、

・歩けないので気をまぎらわすことができなかった。

 

例その2…  準備なしではじめたが、途中で中止してしまった。次の機会を待った。お父さんの出張が重なり、子供の病気などなどで大変だった。

 

例その3…  準備をして開始、子供の反応があっけなくて、順調な卒乳が出来て拍子抜け。(寂しい気がした。)皆様母乳育児ご苦労様でした。

経済的にお困りのご家族にNY州では次のようなプログラムの支援もあります。

NY州の低所得者プログラム・NY州の母子保険:

http://www.cdfny.org/Issues/CDFIssues_Health.htm#pcap  

http://www.health.state.ny.us/nysdoh/chplus/instructions_en.htm

 

NY州、生活保護(メディケイド):http://www.health.state.ny.us/health_care/medicaid/

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