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ドゥーラとは?

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アメリカでは、産婦人科の先生、助産師さんの他に、ドゥーラという、妊娠、出産、産後のサポートをしてくれる専門家がいます。

ドゥーラとは
 

  • 本来はギリシャ語で「女性の奴隷」という意味で、他の女性を援助する、経験豊かな女性を意味します。

  • 日本ではまだあまり馴染みがありませんが、アメリカを始め海外では活躍しています。

  • 出産と産後の2種類のドゥーラがあります。
    →出産ドゥーラは、妊娠中から関わり、出産の時には付き添い、産後にも1回訪問します。
    →産後ドゥーラは、産後12週まで、家事や新しく迎えた赤ちゃんのお世話などを通して、ママをサポートします。

  • 日本人でドゥーラとして勤務しているのは、NYでは、(2020年10月28日現在)

  • NYC(伊東清恵)、ウェストチェスター地域(ブリクバーグ由美)


出産ドゥーラの仕事
 

  • 妊娠中から継続的に関わり、期間を通して、ママからの質問や相談をメールで受け付けます。

  • 必要な情報を提供し、必要な時には必要な方とお繋ぎします。

  • 出産の際には、医療者側ではなく、ママのサポーターとしてお産が終わるまで、ずっと付き添います。

  • 呼吸を一緒にしたり、痛い腰をさすったり、他にも色々な陣痛の波に乗って行くための方法を提案、提供します。

  • 出産がより良い体験になるように、ママとその家族をサポートします。

  • 医療者ではないので、医療行為は行いません。

 
出産ドゥーラを利用する利点、効果

 

  • ドゥーラに付き添われたお産は、
    →医学的な処置(帝王切開、器械分娩、薬物使用など)の減少、
    →分娩時間が短くなる、
    →産婦さんの満足度など心理面への効果、
    →母乳育児率の上昇、
    →母子のきずなが強くなる、など
    広く効果が見られることが、これまでの研究からわかっています。

  • お産を安全かつスムーズに乗り切るためには「産婦さんが安心していること」がとても大切です
    (特に)病院では染めない環境なだけでも不安な中、スタッフは忙しく、交代制なのでいろんな人が入れ替わり立ち替わりします。そこに継続的に、すでに知っている安心できる存在(ドゥーラ)がずっとついていてくれることは、深い安心につながります。
    何かしらの決断を迫られた時にも、医療者側ではなくママの側に立って、ママが自分でより良い決断ができるようにサポートしてもらえます。
    「ママが自分で選択して決めること」それは、将来的に考えても、とても重要な意味を持ちます。

  • 陣痛の波に乗っていけるように、一緒に呼吸したり、様々なマッサージや快適に過ごすための方法を、提案、提供するので、身体がよりリラックスできます。

  • パパやお子さんたちともチームとなって、それぞれの役割が果たせるように協力するので、ご家族も安心です。

  • 出産直後は授乳のサポート。ママの願いが叶うようにサポートしてもらえます。

  • 数週間後に産後訪問。お産の振り返り、悩みのご相談を受けたり、授乳や赤ちゃんのお世話をサポートするので、疑問も解消できます。

             

おわりに

 

人生に、そう何度もない出産。みなさん、できるだけ良い体験でをされたいと思っておられるのでは?と思います。そのためには、ママであるあなたが「自分で産む」(麻酔分娩でも、帝王切開でも)という気持ちで出産を考え、自分で選択をすることが、とても大切です。そのために、ドゥーラの存在はとても大きな意味を持つと思います。特に環境の違う海外で、言葉がの壁があったり、事情のわからない場合はさらに、その存在価値は大きくなると思います。どのドゥーラも、初回は無料のセッションを準備していますので、ぜひ連絡を取って、もっと詳しくお話を聞いてみてください。

 

参考資料:https://www.crn.or.jp/LIBRARY/EVENT/DOULA/kishi.html

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